天鷹酒造

採用情報/
社員インタビュー

今日よりも明日。
新たな試みを重ね、
一歩一歩着実に
成長している実感がある。

醸造部スタッフ
藤田 尚史2016年入社

醸造部の仕事
下準備の米洗いから米蒸し、麹造り、もと造り、仕込み、搾り、ろ過、火入れまで、さまざまな工程を経る酒造りに直接携わります。醸造部の人たちは、酒を醸造する蔵で働く人の意から「蔵人」とも呼ばれます。

一生かけて、
技術を高めていく
仕事がしたかった。

もともと職人になりたかったんです。高校卒業後、小売業界で8年間働いていましたが、これからの長い人生を考えると、「手に職をつけ、一生かけて技術を高めていく仕事がしたい」という想いがあらためてわき上がり、転職を決意しました。日本酒づくりのことはまるで分からなかったけれど、天鷹での未来に期待を膨らませている自分がいました。
入社後は、酒づくりの下準備を行う“釜場(かまば)”に入りました。精米された米を洗い、水につけて吸水させ、蒸すという工程です。米の種類、その日の気温・湿度などの条件によって水の吸い方はまったく違い、最初はうまくいかないことの連続で…。今日の失敗を知識とし、「明日はこうしてみよう」と新たな試みを重ねながら技術を身に付けてきました。ゼロから酒造りを覚えただけに、先輩の助手としてでなく、初めて一人で洗って蒸した米が商品になったときはしみじみと嬉しかったですね。その酒は飲まずに今でも自宅に飾ってあります。
仕事は、今期から仕上げ工程の槽場(ふなば)になります。新しい知識・技術が増えることに少しワクワクしています。

酒造りは生涯勉強。
“一人前”はない。

酒造りは生き物を扱う技術。釜場から槽場(ふなば)まで合わせて6つの持ち場があり、すべての場面でマニュアルでは表現しきれない巧妙かつ複雑な技術が必要です。簡単ではないから、若手は熟練の技術を先輩たちから受け継ぐことに真剣に、そして責任感を持って取り組んでいます。
自分も経験豊富な釜場の先輩を「師匠」と呼び、あらゆることを学びました。師匠の口癖は「きっちりやれ」。師匠自身も一つひとつの作業を正確に進め、決して妥協しない人なんです。「正確に」というだけでなく、データを取りながら「今日はこうだったから明日はああしてみよう」という努力も決して怠らない。そんな真摯な姿勢を「すごいな」と思うし、尊敬もしています。ときには叱られることもありますが、叱られている意味がよく分かるし、言葉の中に愛情も感じます。
酒造りは生涯勉強。“一人前”はないのかもしれない。師匠の背中を見ているとそんな風に思います。とても深く、難しい技術だからこそ面白いのかもしれません。師匠に比べたら自分の技術は足元にも及びませんが、「昨日できなかったことが今日できるようになる」と思いながら頑張っています。

明日は今日より良くなる。

実を言うと、以前の自分は何をやるにも楽な方を選び、目の前のことに一生懸命になれませんでした。でも天鷹では誰もが一生懸命。「伝統の味を壊したくない、守っていこう」と全力で仕事をしていたんです。「自分も変わらなきゃ」と思いましたね。今は難しい仕事も進んでやるようになり、一歩一歩着実に成長している実感があります。
天鷹は、「明日は今日より良くなる」という理念に沿って、新しいことにも積極的にチャレンジしています。自分もチャレンジする気持ちを持ち続け、何十年かかるかわからないけれど、杜氏になることを目指します。天鷹で一生の仕事に出会えたことに感謝しながら、酒づくり職人として腕を磨いていきます。

“師匠”との年の差は40歳!

経験を積んだベテランの先輩とも垣根がなく、気軽に声を掛け合える関係です。自分の“師匠”も60代後半。年の差は40歳ありますが、酒造りの現場を離れれば、上司と部下の関係を飛び越えて和気あいあいとした雰囲気になります。仕事には厳しくても、若手をやさしく見守る懐の深さを感じます。とても居心地のいい職場です。

私の”おすすめ”の1本
「純米大吟醸 天鷹心」
天鷹の入社試験を受けようと、履歴書を書きながらじっくり味わった思い出の酒で「いつか自分の手で造ってみたい」と胸を膨らませた1本です。
今は毎晩欠かさず飲んでいます。
製造部スタッフ
藤田 尚史
2016年入社
業務部スタッフ
伊藤 祐貴
2015年入社
営業部スタッフ
部長福田 稔
2003年入社