天鷹酒造

天鷹だより

酒風呂の日~冬至

2017.12.22 :季節の小話

今日12月22日は、冬至です。
ご存知の通り、一年で一番昼(日の出から日没まで)の時間が短い日です。
冬至は、酒風呂の日でもあることをご存知でしょうか?

一般社団法人日本記念日協会によれば、

「四季の節目である春分、夏至、秋分、冬至に酒風呂に入り、健康増進をはかろうと長野県信濃町で銘酒「松尾」の蔵元を営む株式会社高橋助作酒造店の高橋邦芳氏が制定した」とされています。
また、湯で治すと書く「湯治」(とうじ)の語呂が、暦の二十四節気の「冬至」(とうじ)を連想させるとも言われています。さらに、日本酒造りの責任者である「杜氏」(とうじ)にもつながるとされています。

そこで、酒風呂の楽しみ方や効用をインターネットの情報から探してみました。

家庭用の浴槽に、いつも入浴するのと同じ湯量、温度でお風呂を沸かします。

自分の好みの湯加減になったら、日本酒5合(0.9リットル)を湯船に入れ、
よくかき混ぜて入浴します。

体が温まったら、いつもと同じように湯船の外に出て体を洗います。
再び湯船につかって温まり、温まったと感じたらあがります。

酒風呂の効用は、以下の通りとされています。

●冷えの改善に
酒風呂は日本酒が持つ気のパワーが血行をより促すので、お風呂から上がった後もポカポカが持続します。

●お肌のトラブルに
日本酒のパワーは、石鹸でも落ちない毛穴の奥まで入りこんだ汚れにも作用、自然の恵みが白くツヤとうるおいのある肌を保ってくれます。

●ダイエットに、健康維持に
老廃物を自然に体の外に追い出してくれるので、副作用やストレスのない自然なダイエットができます。
さらに、酒風呂に入れば体の芯から温まるので、朝まで熟睡でき、前日の疲れがとれやすくなります。

《酒風呂入浴時の注意事項》
お湯の温度は好みの湯加減でよいのですが、あまり高温でなく ふつうのお風呂と同じように、40度くらいが理想的です。 最初はぬるめのお風呂にしておき、だんだん温度を上げていくのが、ポイントです。
皮膚病、ぜんそく、リューマチ、糖尿病、高血圧、心臓疾患などの病気をお持ちの方には 刺激が強い場合がありますので、気を付けて酒風呂をお楽しみください!

酒風呂に使うお酒としては、当蔵の中では旨辛はいかがでしょうか?
日本酒の使い方、健康やダイエットなどいろいろあるものですね!

志賀
旨辛天鷹

新酒元年って?

2017.12.09 :季節の小話

間もなく2017年が過ぎ去り、2018年に向けての準備に大忙し。
弊蔵も酒造りに忘年会、御歳暮ギフトのご注文などバタバタとまさに師走と言ったところ。
さて、毎年1月1日は元旦で新年を迎えますが日本酒にも新年があるのはご存知でしょうか?
この時期になりますと、新酒がたくさん出てくるので「日本酒の新年は冬!」と、思われるでしょうが、実は7月1日からを新年としています。
正しくは「醸造年度(または酒造年度・製造年度)」と言い、一年の区切りの期間であり毎年7月1日から翌年6月30日までを言います。英語の「Brewing Year」から、BYと略されるのが一般的です。

なぜでしょうか???

何だか中途半端な時期の感じがしますが、ここに至るまでには長い歴史があります。
一般的な会社などではその年の4月1日から翌年3月31日までを「年度」と表すことが多いのですが、酒蔵では4月1日から3月31日の期間をまたいで4月や5月まで酒造りを行う蔵元もあり(一年を通して造る「四季醸造」)もあります)、4月以降に醸造したお酒は、翌年度へ持ち越す事になってしまい、酒税を決めるにはその造りの期間の製造量に基づいて計算するため、その年の4月1日から翌年3月31日で年度を決めてしまうと、不都合であったため明治29年に10月1日から9月30日までを酒造年度として定めました。

当時、秋に収穫したお米で10月から酒造りに入ること、また農家さんなど酒造りの期間だけ蔵に来て酒造りをする、季節労働に頼る酒造りが主で、農業が落ち着いた頃の蔵人が入蔵出来る時期と一致することからも、10月の始まりがちょうど良かったようです。
しかし、醸造技術の発達や、早生米(早く収穫できるお米)で、10月よりも前に酒造りを行う蔵元が多くなってきたことから、昭和40年に国税庁の通達で、酒造年度をその年の7月から翌年6月までにすることに改められ、現在に至っています。

つまりは、時代の変化・技術の進歩などによって、改められてきて現在の7月1日が「日本酒の新年」の始まりになっているのですね!

「29BY醸造」「2017BY醸造」
日本酒を飲む際に、ラベルの印字に気づかれた方もおられるのではないでしょうか?
一般的には、なかなか馴染みのないBYですが、上述の通り、BYは、「Brewing Year」の略ですね。平成29年、2017年の新酒ということです。
「2015BY醸造の日本酒は美味しいね!」なんて言いながら飲むお酒は、ますます楽しいものになるのではないでしょうか。

本年の新酒は29BY=2017BYとなります。是非当蔵の新酒のお酒を飲み比べてみて下さい。

天鷹の新酒は、以下の5種類です!
純米大吟醸 天鷹 心 初しぼり
純米吟醸 一番仕込天鷹一 First
吟醸 天鷹 しぼりたて生酒
辛口特別純米 天鷹 しぼりたて生酒
辛口特別純米酒 天鷹にごり酒

福田



寒くなってきました!

2017.11.29 :大田原のこと

皆様いかがお過ごしですか。
栃木県では、先日気温が零下になりました。
当蔵のある旧湯津上村地区は、霧の多さで有名な地区、隣町の那須塩原市では見えていた太陽が、会社に近づくとともに霧の中で ぼやぁっと浮かび上がるような神秘的な光景も楽しめたりします。

私は趣味でカメラをやっているのですが、最近は星をとるのにハマっています。
大田原市は、環境省の「星空継続観察」で過去に4回も1位となっており、星空が綺麗な場所として知られています。大田原市ふれあいの丘には、天文台「天文館」が2008年にオープンし一般公開されているほどです。

先日別の場所で撮影した写真です!

星空を見てから帰宅すると、スパークリングのお酒を楽しむのが私の日課となっています。

当蔵のスパークリングのお酒は、辛口特別純米スパークリング生有機純米スパークリング生酒の2種類があります。
皆様も是非楽しんで下さい!

青木

〝しぼりたて〟の季節がやってきました!!

2017.11.16 :商品のご紹介

日に日に寒さが増し、場所によっては雪の降る時期になってきました。
会社の車も徐々にスタットレスに履き替え、冬の準備をしています。

さて、そんな寒さを強く感じ始めるころ発売するのが新酒〝しぼりたて〟
出来てすぐに瓶詰めしたお酒は、荒々しさもあるフレッシュな味わいが特徴です。
天鷹では特別純米酒と吟醸酒の2種類を造っており、それぞれ味わいが異なりますので、是非飲み比べて見てください!!


すっきりとした味わいの辛口特別純米酒。
比較的、淡白なお料理と相性が良いです。
辛口特別純米 天鷹 しぼりたて生酒
720ml 税込1,134円(本体価格1,050円)
1800ml税込2,268円(本体価格2,100円)

原酒の濃厚な味わいが特徴の吟醸酒。
この時期、お鍋料理と合せて頂くのもお勧めです。
是非、新酒のフレッシュな香りと濃厚な味わいをお楽しみ下さい!!

吟醸 天鷹 しぼりたて生酒
720ml 税込1,404円(本体価格1,300円)
1800ml税込2,808円(本体価格2,600円)

森田

初顔合わせ

2017.11.01 :日々のこと

今年の「初顔合わせ」の会が10月30日に行われました。
冒頭 社長と杜氏から「怪我や事故のないことを絶えず念頭に置いて、安全対策を万全に」「それぞれの持ち場で忙しくしていると、なかなかお互いの意見交換を密にすることができないので、それぞれが忌憚のない話しをする機会にして欲しい」との挨拶がありました。
酒造りのスタートに際して、蔵人が一堂に会して今年も全員が揃ったことを祝い、一致団結するために始まったとされる「初顔合わせ」ですが、瓶詰めや発送業務に従事する社員、営業や事務の担当など当社のすべての社員が酒造りに関わっているという実感を感じることができる機会でもあります。
これから酒造りの本番を迎えるという、気持ちの区切りにもつながる「初顔合わせ」の宴は、あちこちで大小の輪ができていつもの天鷹パワー溢れる「飲み会」と! この勢いで冬の寒さも吹き飛ばして、皆様に美味しいお酒をお届けしたいと思います。
今月11月は、季節限定酒が続々と発売されます!当ホームページで告知いたしますので、お楽しみに!

志賀

今年も仕込みの季節がやってきました

2017.09.29 :日々のこと

すっかり秋らしくなった今日この頃、皆さんいかがお過ごしですか?
当社天鷹酒造では、お酒の仕込みの季節がやってきました。
画像の仕込み中のお酒は、「純米吟醸 天鷹 一番仕込First」になるものです。
発売は10月中旬の予定です。発売日はホームページで公開しますので、
乞うご期待を! 今季初めてのお酒、ぜひ皆さんで楽しんでください!

青木

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