天鷹酒造では毎月1回、社内勉強会を実施していて知識を深めるための学びの時間として、または社内での情報共有の機会として勉強会を行っています。
醸造期間中はどうしても生き物相手の仕事なので、社外に出ることは難しいのですが、夏場は社員全員がそろう貴重な時間として積極的に社外研修を実施しています。
今月は栃木県東部に位置する、烏山市と那珂川町に行って来ました。
☆8月17日 社外研修スケジュール
午前 山あげ会館、東力士さんで蔵見学
午後 鷲子山、御前岩センター、広重美術館の見学
盛りだくさんの見学コースになりましたが、その中で東力士さんの見学の様子をお伝えします。
取り組んで負けぬ銘酒や東力士。
1849年に創業し、初代が無類の相撲好きであったことから「東力士」と名付けられたそうです。
そんな東力士さんの大きな魅力が洞窟熟成酒。第二次世界大戦末期に戦車を製造するために建造された地下工場跡に日本酒を貯蔵して洞窟熟成酒をとして販売しています。洞窟は年間平均10度前後で、日光がまったく差し込まない環境は「熟成酒」にとって最適なようです。現在、総延長600mの空間に約10万本の日本酒が眠っています。
天鷹の従業員は、自分たちと違った魅力を発信している東力士さんの酒造りやサービスの内容に聞き入り、改めて自分たちの強みについて考えるきっかけとなりました。
自分たちの魅力である「辛口の酒、有機、ミード、オーガニックファーム、自社圃場」これらをお客様にどのように伝えていけるか。感じてもらえるか。天鷹の今後の課題として取り組む必要性を強く感じました。
洞窟の見学を終えた後は、売店へ移動。日本酒の他にサイダーやバウムクーヘンなど幅広いラインナップの商品が並んでいて、男性だけでなく女性やお子さんにも楽しんでもらえる印象でした。
先月に続き同業他社さんを見学しましたが、取り組み一つ一つが新鮮に見え、良い刺激を受けることが出来ました。マンネリにならないよう、これからも学ぶ姿勢をもって社外研修や日々の仕事に取り組んで行こうと思います。