郷土料理「しもつかれ」

最近ではテレビなどでも取り上げられることの多くなってきました酒粕ですが、そもそも酒粕とは何なのか?どんな使い方をして良いのか?解らない方も多いかと思います。

酒粕とは、日本酒などの製造で使用する「もろみ」を搾った後に残る固形物の事を言います。ちなみに搾った際に出る液体が日本酒です。

酒粕は栄養価が高く、その栄養成分として、たんぱく質、炭水化物、食物繊維、ビタミン類、有機酸、ミネラルなどが含まれているほか、ペプチドやアミノ酸、麹菌、酵母菌由来のβ‐グルカン、葉酸なども含まれています。 また最近では、免疫や血圧についての研究が進められています。

このように、酒粕は栄養価の高い大変優れた食品であると見直され、最近では様々なレシピなどが出されています。

 

栃木県には昔からその酒粕を使った郷土料理があります。

新巻鮭の頭の部分と、節分に撒いた残りの大豆、大根・人参を、目の粗いおろし器の「鬼おろし」で荒くすりおろしたものを酒粕と共に煮込んだ料理で「しもつかれ」と言います。近年、栄養価の高さから料理家の間でも注目されている料理です。

しもつかれの歴史は江戸時代中期、天明の飢饉の頃に、稲荷神社に供えたのが始まりと伝えられています。

当時は野菜や生鮮ものの保存が出来る冷蔵庫もなければ、野菜の栽培法も未発達な時代でした。二月、稲荷神社でのお祭りがある初午の頃は、最も食料が乏しくなる頃で、お祭りのための新鮮なごちそうを作るのが困難で、そこで考え出されたのが残り物を巧みに利用したしもつかれであるとされました。また、しもつかれを「7軒食べ歩くと無病息災」という言い伝えもあり、当時から健康的な食べ物であったと言われています。小学校の学校給食に出たりと、郷土に根付いた食べ物です。

栃木県内の道の駅やスーパーなどでも販売しております。見かけましたら一度食べてみて下さいね!

 

福田