天鷹通信 38号

あけましておめでとうございます。
いつも天鷹をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
この冬の寒さはひとしおです。ノロウイルスやインフルエンザも気になるところです。どうかお体にお気を付けください。
天鷹通信38号をお届けします。この号は3季醸造と新酒しぼりたて商品をお知らせしています。
どうか本年も「天鷹通信」をご愛読くださいますよう、心よりお願い申しあげます。

有機醸造元情報   天鷹酒造 代表取締役社長 尾崎宗範

3季醸造が始まります。

少々遅めですが、新年おめでとうございます。酒蔵では正月が明けると、「寒仕込」で、大吟醸の仕込が行われます。杜氏をはじめ、蔵人が今年の「一番」の酒への想いを込めて昼夜を問わず行います。

「寒仕込」は言うまでも無く、二十四節句の一番寒い「寒」中に仕込むことです。江戸初期までは、新酒、間酒、寒前酒、寒酒、春酒と一年中酒を仕込んで居ましたが、一番寒い「寒に仕込んだお酒が美味しい」ことが経験的に判ってきて、また統制などもあり、「寒仕込」が一般的となりました。

これは、今の「吟醸造り」にも通じることですが、低温でゆっくりと発酵させると、酸も少なく香りの良いお酒となります。しかし、温度が下がり過ぎれば、酵母が死滅してしまい、酒にはなりません。その様なリスクを背負いつつ、ぎりぎりの処でもろみを管理しなければならないのです。何時もながら、先達の長年の知恵と工夫の積み重ねには敬服します。今のような分析器機はおろか温度計も、ましてや微生物に関する知識もない中で、「美味しい」お酒を造るために、知恵と工夫と経験のみで複雑な酒造りの工程を見つけ出してきたのですから、凄いと思います。

そのような意味では、常に現状に満足することなく、新しい「酒造り」にチャレンジしなければと思います。今までのやり方はBestではなく、あくまでもBetterであると考え、今までの自分の少ない経験に捕らわれる事無く、これからも新しい技術や商品を求め続けて行かねばならないと、改めて強く思います。

昨年末号でお知らせしましたが、新しく完成した蔵は冷蔵設備を備えています。これで、季節を問わず安定して仕込が出来るようになりました。その結果、江戸時代のように様々な季節に応じたお酒を、当時とは比べものにならないほど、高いレベルで製造することが可能になりました。一度は江戸時代に衰退してしまった、季節、季節の酒仕込みを復活させ、夏に「搾りたて」を飲む事も夢ではないでしょう。

実際に造るとなると、まだクリアしなければならない課題もありますが、新たな「美味しい」「楽しい」を追求していくことが、複雑な酒造りの工程を編み出してくれた先達へのご恩に報いることにも繋がると同時に、皆様への新しい楽しみ方をご提案できることだと考えます。

またそれだけではなく、今までは前年の冬に見込で醸造していたため、品切れするなど、ご迷惑をお掛けしたことも度々ありました。そのようなことも少なくすることが出来ると思います。さらに、少量での仕込もやりやすくなりました。様々なお酒造りに挑戦することも可能となり、順次、新しい商品(新しいタイプのお酒)のなどもお届けしたいと思っています。どうぞ、ご期待ください。

 

辛口純米酒 天鷹しぼりたて 生酒
  • 辛口純米酒 天鷹しぼりたて 生酒

すっきりとした味わいの中に、新酒らしい爽やかな香りがある辛口純米酒のしぼりたて。新鮮な味わいを楽しんでいただけるように、搾ってすぐにビン詰めしました。造りたての味を、是非、お試しください。

 

720ml 1,050円(税込)

1800ml 2,100円(税込)

特別本醸造 天鷹しぼりたて生酒
  • 特別本醸造 天鷹しぼりたて生酒

搾ってすぐのお酒を瓶詰しました。仕込んだタンクごとに微妙に違う味わいがあり、製品ロッドによって、その味の違いを楽しめるのも、このお酒の楽しみ方の一つです。ラベルの酒データーは、社員が1本1本手書きをしています。しぼりたての味わいを十分に楽しんでいただける、しっかりとした濃厚な味わいで、新酒特有のフレッシュな香りが魅力のお酒です。

720ml 1,313円(税込)

1800ml 2,625円(税込)

有機純米にごり酒 天鷹
  • 有機純米にごり酒 天鷹

立春が近づいています。暦の上では、もうじき春です。 春を告げるお酒をもうじき発売いたします。

暖かみのあるやわらかい香りにみちた薄にごりの 有機清酒です。

米は自社管理圃場で栽培した、有機五百万石。冷やして召しあがりください。

720ml 1,654円(税込)

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