天鷹通信 49号

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立春も過ぎ、桜も開花、暖かい日が続き、まさに春本番を迎えております。
皆様には、お変わりございませんか。
天鷹通信49号をお届けします。 本号は「杜氏」の特集です。どうかご覧ください。
天鷹酒造 最新ニュース
・有機清酒の新酒が販売されます。是非、お試しを。

有機醸造元 4月情報  天鷹酒造 代表取締役社長 尾崎宗範

「杜氏」とは。
天鷹通信49_01 皆様ご存じのように、酒造りにおける最高責任者を「杜氏(とうじ又はとじ)」と言います。これは役職を表すと共に尊称でもあります。弊蔵ではもっと親しみを込めて「親方(おやかた)」とか「親っさん(おやっさん)」などと呼んでいますが、これは昔、越後杜氏さんが来られていた名残です。今は南部杜氏の直町昊悦(スグマチコウエツ 左写真)が務めておりますので、本来は「杜氏」と呼ぶのが正式です。
そもそも「杜氏制度」は江戸中期より始まったとされ、南部(岩手)、越後(新潟)、但馬(兵庫)など集団名には出身地名がついています。全国数十の杜氏集団がありましたが、今では、数が少なくなっているところもあります
その一方で、南部杜氏協会のように、地元出身者以外にも門戸を開き、流派を踏襲するならば、県外出身者でも認証し、結果、全国から若者が杜氏を目指して勉強に来るようになり、人数が増えているところもあります。弊蔵でも竹之内が南部杜氏の称号を頂き、正式に南部杜氏と認めて頂いています。
そのほか、醸造技術を学校で学び、酒造技能士などの資格をもって酒造りをしている若い方も増えてきました。蔵によっては、「杜氏」ではなく、「製造部長」などと呼ぶところも出てきました。
さて、弊蔵の杜氏 直町ですが、その功績と長年にわたる優れた醸造技術が認められ、栃木県食品技術功労者、岩手県卓越技能章を授与されています。また、現在は南部杜氏協会の会長も務め、醸造技術の研究と錬磨、後進の指導育成にあたっています。
また、栃木県では平成18年より、栃木県産業技術センター、栃木県庁、関東信越国税局鑑定官室、栃木県杜氏研修会などのご協力をいただきながら、栃木県酒造組合が中心となって「下野杜氏(しもつけとうじ)」の認証をおこなってきました。一昨年には、日本酒造杜氏組合連合会にも加盟を認められ最も新しい、正式な杜氏集団として、現在までに21名が認証されています。
その資格認証試験は厳格で、酒造従事年数と従事した役職によって基本点数が加算され、一定数とならないと受験資格が与えられません。また、点数計算には、酒造技能士一級、二級の取得、県主催のきき酒選手権での上位入賞、酒造講和会等への参加、及び酒造責任者として鑑評会の入賞実績などによっても加算されるなど、経験だけでなく、実際の技能や実績に沿ったものとなっています。認証試験は産業技術センター長を審査長として毎年1回行われ、筆記、小論、実技、きき酒、面接試験があり、すべてが80点以上で合格と判定されます。合格後は、後輩の指導と育成及び、組合主催の販促イベントなどへの参加が求められます。弊蔵では、竹之内、大宮の2名(右写真)の製造部社員が下野杜氏と認証されています。天鷹通信49号 02
「杜氏」「製造部長」など呼び方はいろいろありますが、どのような呼び方であろうと求められる力は同じです。単に醸造技術が優秀なだけででは杜氏として認められません。長期の醸造期間において蔵人をまとめ、最後まで事故なく、酒蔵で求められる酒質と量のお酒を期限内に造り上げねばなりません。また、営業や出荷等の他部署とも連携し、お客様に喜んでいただけるように品質も日々向上させねばなりません。そのような意味では総合的な人間力、企画力、管理力が問われるのが「杜氏」です。

 

 

 

 

新酒限定品  なお一層滑らかに、飲みやすくなりました。是非、お試しください。

天鷹通信49号 03 ●発売中
有機純米にごり酒
日本、欧州連合、アメリカ合衆国における有機認証を得ています。爽やかな辛さの薄にごりの有機清酒。軽やかな香りが魅力です。
白身魚のお刺身やカルパッチオ等とご一緒に。
720ml 1,650円(税抜小売価格)
天鷹通信49号04 ●初夏5月発売予定
有機純米スパークリング生酒
日本、欧州連合、アメリカ合衆国における有機認証を得ています。大好評を得たスパークリングがさらに飲みやすくなりました。瓶内二次発酵による炭酸ガスの刺激が食欲をそそります。コクと柔らかな酸味が特徴です。
720ml 1,650円(税抜小売価格)

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