天鷹通信 42号

いつも天鷹をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
関東甲信越地方は梅雨入りしました。5 月末の梅雨入りは気象庁の統計史上3番目早さとか。
体調管理には十分お気を付け下さい。
天鷹通信 42 号をお届けします。
じめじめした季節こそ、きりりと冷やした日本酒を。天鷹では辛口純米氷温熟成夏生を6 月に発売いたします。

有機醸造元 5月情報   天鷹酒造 代表取締役社長 尾崎宗範
平成25年全国新酒鑑評会 金賞 受賞いたしました

tuusin_42_01お陰様で、天鷹は第101回全国新酒鑑評会で、 金賞を受賞いたしました。天鷹酒造としては通算12回目の受賞となります。しかも、今年、新蔵で造った初めての大吟醸酒が金賞を受賞したことは、そのポテンシャルが認められたことにもなり、とても嬉しく思っています。
そこで、今月は「全国新酒鑑評会」を特集したいと思います。まず、その歴史を辿ってみましょう。明治36(1904)年明治政府は殖産興業と、当時重要な国庫財源であった酒税の安定確保のため、に東京府豊島郡滝野川村(現東京都北区滝野川)に大蔵大臣所轄の国立醸造試験所を設立しました。
明治39(1906)年には醸造試験所の研究成果を 社会に役立て、普及させる目的で日本醸造協会を設立、明治40(1907)年、それまで各地でバラバラの基準で開かれていた品評会を、全国新酒品評会(醸造協会主催)として、技術の向上のため全国統一基準で開催しました。これが「全国新酒鑑評会」の始まりです。
ここで優秀な成績を収めたお酒を研究し、また、酵母を採取してそれを協会酵母として全国に頒布したりしていました。そして明治44(1911)年より、国立醸造試験所主催で全国新酒鑑評会として開催されるようになりました。
ですから、全国新酒鑑評会は当初より「全国規模で調査・研究」し、「製造技術と品質の向上」を目的として行われて来たのです。
全国新酒鑑評会は、現在、公的機関が行う全国規模の唯一の鑑評会であり、その  規模、客観性、長年の歴史から、もっとも権威あるコンテストとされています。多くの酒蔵が金賞を目差して切磋琢磨していますので、毎年継続して受賞することは、とても困難なことです。
しかし、杜氏さんや酒造技術者にしてみれば、自分の技量の向上と、自分の酒造技術を問うて金賞を目差します。また、蔵元も、その評価が自蔵の「商品品質」の裏付けともなり、営業における宣伝効果もあります。
そこで、杜氏さんの造りやすい環境を整え、また、良い原料を購入するなど、杜氏さんと共に金賞を目差しています。
流通業界や日本酒に関心の高い消費者の方々も、一つの目安として金賞に注目してきました。
しかし、時代は移ります。当初は、全国で基準を統一することが技術の向上に繋がりました。やがて画一化した酒質に対する弊害もで、現在では、多様化が求められるようになりました。
それに合わせ鑑評会の有りようも変って来ました。
例えば、2000年までは各地の国税局主催の鑑評会での上位蔵しか全国への出品資格がありませんでした。これでは画一的になりやすいため、この様な制限を無くし、直接出品出来るようになりました。
また山田錦以外のお米の使用も促しています。酒質でも、香りだけでなくバランスがとれた「飲んで美味しい」お酒を入選させるようになりました。
また、これだけ良質のお酒が集まる機会は他にありません。そこで公開性を高め、かつ日本酒の普及拡大となるようにと、一般の消費者向けに、入賞酒と金賞酒のみを集めた「きき酒会」が東京で開催されています。
今年は、6月14日に東京サンシャインシティにて開催されます。しかも夜の8時まで開場していますので、仕事帰りにも立ち寄ることが出来ます。
是非この機会に、杜氏や蔵人が 正に不眠不休で醸した一品をお試し頂ければ幸いです。

金賞受賞酒です

6月上旬発売予定

tuusin_42_01 大吟醸 天鷹 金賞受賞酒
厳冬の時期、酒造好適米「特A地区産山田錦」の特上米を35%まで精米し、蔵人たちが昼夜を問わず精魂込めて醸しました。お酒を搾る時にももろみを袋に詰めて吊り下げ、そこから自然に垂れてくるお酒のみを瓶に取るという贅沢な搾り方をしています。
受賞前に開かれた吟醸酒協会春の新酒祭りでも、今年の新酒が好評でした。是非、お試しください。
●大吟醸 天鷹 金賞受賞酒
アルコール度18%、日本酒度+4、酸度1.2
720ml 5,250円(税込)

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