天鷹通信 35号

いつも天鷹をご愛顧いただき誠にありがとうございます。
今年は記録的な残暑が続きました。しかし、暑さ寒さも彼岸までの言葉通り、少し秋の風情が感じられるようになってまいりました。
天鷹通信 35号は「ひやおろし」の特集です。今年天鷹では純米吟醸ひやおろしを新しく販売いたします。
これからますます日本酒がおいしくなってまいります。「ひやおろし」はその先駆け。是非お試しください。

有機清酒醸造元  9月情報   天鷹酒造 代表取締役社長 尾崎宗範

秋の酒‐ひやおろし‐日本酒の季節が本格化します。
tuusin_35_01新酒」と聞いて、皆さんはどんな季節を思い浮かべますか?実は俳句では新酒は「秋」の季語なのです。新米が出来て、晩秋にはその年の「しぼりたて」が出来るからと思われた方もいるかもしれませんが、ここで言う「新酒」とは、「しぼりたて」のことではなく前年の冬に仕込んで、一夏越したお酒のこと。その理由は、昔、と言ってもつい30~40年前までの事ですが、日本酒はお燗で飲むのが一般的で、冷たく冷やして飲むことは少なかったのです。しかし、搾って直ぐのお酒は、お燗をすると苦味などを感じて飲み辛いため、熟成させてお燗で美味しく飲めるようになってから出荷するのが当たり前だったのです。その為、冬に搾ったお酒は、暑い夏の間涼しい蔵の中で、ゆっくりと熟成させ、程よく熟して美味しくな始めた秋に、始めて前年の冬に仕込んだお酒を「新酒」として出荷しました。そのお酒のことを「冷や卸し」と呼んだのです。「卸し」とは「問屋に卸す」「棚卸し」などと同じで、「上げたり下げたり」することから「積み下ろし」、そして出荷すること等の意味に使われ、「冷や卸し」は新酒の出荷のことを指すようになったのです。今では秋の美味しく熟したお酒のことを指していて、秋風を感じて、お酒が美味しくなる9月9日の重陽の節句の頃から10月1日の日本酒の日の頃にかけ発売されることが多くなりました。
天鷹では、平成の初めの頃からお燗の美味しさや、季節の味わいを楽しんで頂きたいと「ひやおろし」を発売するようになりました。しかし、その頃はまだ「ひやおろし」をご存知ない方が多く、その意味を説明しながらの販売でした。今では多くの蔵元から発売され、秋の味覚として定着してきました。そして店頭には「ひやおろしコーナー」が出来るほどです。天鷹でも今年は、「純米酒 ひやおろし 生詰原酒」に加え、5月に発売した「純米吟醸 辛口純吟」のひやおろし、「純米吟醸 辛口純吟 ひやおろし原酒生詰」を、そして10月1日からは「有機純米酒 秋あがり」も加え3種類のひやおろしをラインナップいたしました。ひやおろしは、冷やでも、お燗でも美味しいお酒です。お天気によって寒暖の差が大きい、正に今頃の秋にぴったりのお酒です。季節を感じながらその日の気温に合わせて、是非、「ひやおろし」をお楽しみください。

新製品 好評発売中

tuusin_35_01 ●純米吟醸 辛口純吟ひやおろし生詰
酒造好適米五百万石(100%使用)を丁寧にゆっくりと磨き、丹精込めて仕込んだ辛口純米吟醸酒を暑い夏の間、ひんやりとした蔵の中で、じっくりと熟成させたお酒です。
淡麗辛口でありながら、円やかな味わいです。冷やして良し、燗して良し、飲み頃になった辛口純米吟醸をぜひお試しください。
720ml 1,418円(税込)
1800ml 2,835円(税込)
tuusin_35_02 ●純米原酒 天鷹ひやおろし生詰     辛口の純米原酒のひやおろしです。熟成させ飲み頃となった今、風味を損なわぬように生詰した秋季限定商品です。熟成した旨みとコクは秋のお料理にピッタリ。気温やお好みで冷やしてもぬる燗でもお楽しみいただけます。                   720ml 1,155円(税込)
1800ml 2,310円(税込)
tuusin_35_03 ●有機純米酒天鷹 秋上がり   有機五百万石で仕込んだ初めての 秋上がりです。アルコール度数は17度。原酒ならではの柔らかく、ふくよかで心地よい味わいをお楽しみください。
冷やしてもお燗でも楽しめます。720ml 1,785円(税込)
10月1日 発売予定

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